2022/03/13(日)誇りに思った

2022/03/13 22:16 itoy
ぼくの母は79歳ですが、なんだかすごく天然で、モノにまったく動じません
今日は法事があり、住職様のお話が終盤になるころ、ウチの電話が鳴りました
(ウチは小さな自転車店を営んでいますが、最近はあまり電話がかかってくることはありません)
母は電話に出ようと立ち上がりました
住職様はお怒りになり「電話とわたしの話のどちらが大事なんだ?!」と
母は一顧だにせず、部屋を出てそのまま電話に出ました
電話が終わると、何もなかったように戻ってきて席に座りました
おっとりとした母ですが、ぼくは母を誇りに思いました
「電話と住職の話のどちらが大事か?」はそれぞれの判断によるものだからです
母は「電話のほうが大事」なので、一切の躊躇なく電話に出たのです
小さな自転車屋ですが、クルマの仕事もやっているので、緊急の電話(故障、バッテリ上がりなど)も入ってきます
電話1本で信用がゼロのなることもあるんです
それぞれの事情があるんです
「わたしの話のほうが大事」と自ら声高に叫ぶのは傲慢で、相手の事情を考えない人間の思考です