2023/08/13(日)顔料と染料

2023/08/13 16:25 itoy
もうかれこれ20年以上、筆記具はゲルインクボールペンをメインで使っています
書き味の滑らかさがクセになります
従来のボールペンには戻れません
ゲルインクボールペンが台頭してきたのちに従来のボールペンインクにも「低粘度インク」が現れました
これもいいです
ゲルインクが手ごたえがないと感じる方は(ガシッとした書き味が好みの方は)、低粘度インクがいいと思います

ゲルインクには大きく「顔料」と「染料」があります
「顔料」はペンキのイメージで紙に上にペタッと塗る感じです
「染料」は紙に染みこませる感じで万年筆のようににじむ感じです

手帳のような薄い紙には「顔料」インクが適しています
「染料」インクだといわゆる「ウラ抜け(紙の裏側までインクがにじむ)」してしまいます
「染料」インクはノートのような厚い紙に書く場合に適しています
手帳は薄い紙のため、紙の表面にうっすらとコートされているのですが、それでもウラ抜けしてしまいます

「顔料」インクは紙の表面に塗られているので、定着(固まる?)するまでにさわるとインクが伸びて、紙が汚れることがあります
「染料」インクは紙内部に「浸透」するため、すぐにさわっても汚れません(速乾性と表現されます)
ゼブラ社のゲルボールペン「サラサ」には、顔料インクと染料インク(サラサ ドライ)の2系統用意しているものもあります
「染料」インクは染みこむ(にじむ)素材のため、水に弱いです

以上、脳細胞の無駄遣いです